
ここでは鈑金塗装に関する注意事項やお手入れの方法などについてアドバイスさせて頂きます。
| 自家塗装後の再塗装 |
最近はカーショップなどでウレタン系の缶スプレーや2液型(硬化剤で硬化させる塗料)のクリヤーが販売されており見た目にもそこそこの仕上げに持っていくことが出来ます。
しかし自家塗装をしてみたけれど納得いかないのでプロに頼もうとした場合は元の状態まで戻してからの作業をしないと下地不良の可能性があり表面が綺麗になっていても直ぐに不具合が出てくる可能性が高いのです。自家塗装を剥がしてから再塗装するので工賃は割高になってしまいます。
新車の状態に戻したいので有れば自家塗装はせずに最初からプロに任せた方が無難でしょう。
|
|
| 速攻仕上げの鈑金塗装 |
クイック鈑金といわれる一日仕上げの鈑金塗装が行われているこの頃ですが、これは時間をかけずに作業すれば料金を安く出来るという考え方で行われています。
お車の将来を考えずに料金とスピードでアピールしているので確実に1ヶ月〜4ヶ月後に何らかの形で不具合は出てきます。仕上がりはともかくスピード重視の方だけにお勧めです。
料金も工場によってかなり差があります。この方法で作業され後から不具合が出て来ると上記の再塗装の場合と同じで元の状態に戻してからの作業が確実です。
|
|
| 工場による料金の差 |
何カ所かの工場で見積もりをしてみると解ると思いますが損傷がある程度大きいと数万円も見積もりに差が出てきます。これは工場の設備や立地条件などお客様を呼び込みやすい場所ほど家賃も高く、それなりの工賃を取らないとビジネスになりません。
しかし鈑金塗装工場はシンナーも扱うし音もうるさいため、お客様にアピール出来る場所で経営している工場が少ないのが現状です。
一般的にメーカーや大手など目立つ場所にあるところで見積もりをとるより目立たない場所にある工場の方が割安です。
|
|
| 入庫前のワックスがけ |
鈑金塗装で入庫する前にワックスがけは避けましょう。
水洗いの洗車は問題ありませんがワックスは塗装のはじき(ピンホール)の原因になります。
|
|
| 塗装後の洗車 |
塗装後1週間は洗車機による洗車は避けましょう。乾いて見える塗装でも完全硬化(硬化剤による化学変化)するには1ヶ月程かかる場合もあります。
完全硬化する前にブラシの洗車機にかけると傷が付きやすいのです。
|
|
ワックスがけ後の 雨やトリの糞 |
ワックスが効いている状態で雨が降り、天気が急に回復して日照りが強いときは水滴を拭き取っておきましょう。雨染み(ウォータースポット)が付いてしまうと磨いても落ちない場合があります。
鳥の糞も同じで付いたら直ぐに拭いておかないと染みになってしまいます。
|
 |
パテは塗装すると見えなくなりますが重要なポイントです。パテは一切使いませんという工場は問題在りませんが叩きすぎて鉄の強度を弱めるより鉄を伸ばす手前まで叩き良いパテを使って修理する方が安く綺麗に仕上がります。パテの厚さは2ミリ以内で収まるように叩きます。 |
ぶつかった車を預かり綺麗な状態に直すとみなさんに喜んで頂いています。これはどの工場でも同じ事だと思います。
しかし表面は綺麗に直っていてもしばらくするとパテやサフェーサーの端部分が痩せと言って段差が出てくる可能性があります。これはきちんと塗膜との段差がなくペーパー目に食い付いた状態で一度熱を加えて処理すればかなり出にくくなります。しかしここで重要なのは「パテ」なのです。長いこと使っているとその材料が一番使いやすいし仕上がりも問題ないと考えている職人がほとんどです。
国産塗料メーカーから出しているパテは柔らかくとても研ぎやすく造られています。それ故に食い付き性能が犠牲になっていてエッヂ部分から痩せが出やすくなってしまいます。
自分も以前は使いやすさから国産塗料メーカーの物を使っていましたが今は全て画像の物で対応しています。
このパテはどれも食い付きが非常に良く痩せが出にくいのですが硬化後堅くなるので研ぐのは固さを感じるかもしれません。
長い目で見て綺麗な仕上がりを維持するためには下地から重要なのです。
|